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1998/05

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裁きと赦し

「罪のない者が、最初に彼女に石を投げなさい。」

ヨハネ8:7

アメリカでの旅行中、最もニュースになっていたのが大統領のスキャンダル。事実解明に、報道の嵐、評論家の批評に国民の声、そして大統領のコメント。罪を認めさせようとする働きに、裁きを下そうとする動き、引き摺り下ろそうとする力に、かわそうとする振る舞い。真実が明らかにされる前に結論に走る人、裁きをする人、仕事さえやってくれれば私生活はどうでもいいと言う人。真実は主のみが知っている。「人の心は永遠の深さがある」と聖書にあるが、その深さを我々が知る余地はない。いつのまにかテレビを通して報道の渦の中に巻き込まれて自分を忘れる私たち。

そのような中、カーラー・タッカーという殺人者の死刑が執行された。刑務所の中でクリスチャンになった彼女。しかし法の裁きは当然といわれる死刑。彼女があまりにも変わったので減刑を求める運動も起こったが、法を曲げてはならないという動きもあり、結局、テキサスでは100年ぶりの女性の死刑が決定した。死刑執行の前に、自分の行った殺人の罪に対して彼女は被害者の遺族に謝罪し、そして十字架の死と復活によって罪を贖ってくれたイエス様のもとに行く期待を口にして彼女はこの世を去った。死刑が行われた後、残念だと悲しむ人々と、当然の報いと叫び喜びの声を上げる人々。

 アリゾナ、グランド・キャニオン、カリフォルニアと、車やバイクを走らせながら神が作った自然界の美しさ凄さを感じながら、人間の罪深さ、愛の無さを考えさせられた旅行であった。「罪のない者から石を投げなさい」と、裁きを下そうとする人々に語られたイエス様の言葉がなぜか心に響く。私たちは、また自分は、どれだけの石を人々に投げてきたことだろう?

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