今年も始まったかと思うと、早くも一ヶ月がたとうとしている。時は待ってくれない、ひたすら進んでゆく。人々は今年も時間と戦いながら、ゼンマイに巻かれたおもちゃのように忙しく動き回っている。世紀末といわれるこの年も、時々一刻々と時間が刻まれてゆく。そのような中、永遠に変わることのない聖書のことばは、「すべての営みには時がある」と我々に語りかけてくる。
また「静まって、わたしこそ神であることを知れ」とチャレンジを与えている。
時の流れと共に日々の問題の渦に巻き込まれ、流されてしまうのではなく、私たちに存在価値を与えてくれる天地万物の創造者は、このうえもなく我々を愛していることを心にとめたいものである。神は人の子(イエス・キリスト)となってこの歴史の中でその愛を十字架を通して現してくれた。2000年を迎えようとしているこの年に、もう一度2000年前の十字架の出来事を心にとめてみてはどうだろう。そこに人間としての人間らしく生きてゆくための原点を見せられるように思う。それは、神を愛することと、自分を愛するように人を愛することの大切さを我々に伝えているのである。イエスはあなたの心の中に今日から生きて、そのスピリットを体験させてくれる。「今は恵みの時、今は救いの日」とあるが、今この時こそ神の愛を味わえる時であることを知って欲しい。 |