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発行 日本伝道者協力会(EFJ) 101-0062千代田区神田駿河台2−1 2005年2月
OCC614 TEL03-3291-5035 FAX3291−5266
ホームページ www.gospeljapan.com/dd/efj/
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日本の教会が危ない 日本伝道者協力会会長 福沢満雄
この数年、福音派の教会も、カルト的な指導者や、牧師によって傷ついた人々の相談が急増していま
す。そのような団体や、指導者からやっと脱出しても、自分は被害者であると同時に加害者でもあった、と心を痛めている牧師も多くいます。伝道者協力会では、冒頭のタイトルで春のセミナーを開きます。「あなたがたのうちにいる、神の羊の群れを、牧しなさい。強制されてするのではなく、神に従って、自分から進んでそれをなし、卑しい利得を求める心からではなく、心を込めてそれをしなさい。あなたがたは、その割り当てられている人たちを支配するのではなく、むしろ群れの模範となりなさい。」(Tペテロ5:2〜3) ただただ、主イエスの御名が崇められる教会建設をさせていただくために、皆様と共に研鑽の時を持たせていただきたいと思っています。 (ジャパン カルバリー クルセード主幹)
カルトからの救出セミナー
「健全な信仰と危険な信仰」(W.ウッド師)出版に因んで
熱心、しかしその信仰は果たして健全でしょうか。伝道者、牧師、信徒を問わずもう一度
自らの信仰をチェックしてみる必要はないでしょうか? どうぞご参加下さい!
4月28日(木) 午前10時〜午後4時 OCC 415号室にて
開会礼拝; 渡辺暢雄(EFJ顧問)
講演 ; ウィリアム・ウッド 福沢満雄
証し ; 奥村ヨセフ師
懇談会司会 ; 高橋敏夫 姫井雅夫
会費 ; 2000円
(当日会場にて新刊を半額、古い本は無税で販売させていただきます)
書 評 「健全な信仰 危険な信仰」 ウイリアム・ウッド著 日本伝道者協力会副会長 高橋敏夫
カルト研究リハビリセンター所長、ウイリアム・ウッド氏はこの本書をまとめた。それは、カルトの罠から抜け出して欲しいと言う熱い情熱を感じる。ウッド氏はアメリカ人でありながら、その文章は明瞭である。しかし、私はウッド氏との出会い、その人柄と信仰に直接ふれることをお薦めしたい。なぜならば、本書は必ずしも苦悩している読者が期待している回答書ではないからである。「健全な信仰」と思い込んでいる、そこに大きな落とし穴があり、健全な信仰と思われているその信仰こそが検討されなければならない課題ではないかと思う。私はこの本を通して私の信仰は大丈夫なのだろうかともう一度自分に問われた思いがする。「危険な信仰」はもっとも身近なところにすでに芽生えていることに本書は警告を発している。 (春日部福音自由教会主任牧師)
伝道者へのステップ(7) 「危ない落とし穴」 福沢満雄
ある夏のジュニアキャンプで、若い熱心な牧師が、女子中学生の個人伝道のあと、肩に手をおいて、お祈りをしてあげました。夜の集会が終わって、宿舎にもどったら、中学生たちが大騒ぎをしていました。何事かと思ったら、若いこの牧師にセクハラをされた、と騒いでいたのです。事なきを得てすぐに収まったのですが、ひとつ間違えば、牧師の命取りにもなりかねません。特に、病気の人の為に祈るときは、注意が必要です。「病人に手を置けばいやされます。」(マルコ16・18) 御言葉にしたがって、私も按手して、よく祈ります。しかし、この御言葉は病気の場所に手を置きなさい、とは言ってません。私は病気の人の頭に手を置いて祈ることにしています。特に異性の場合はじゅうぶん気をつけなければいけません。男性は目から誘惑をうけ、女性は触れられることから、誘惑を受けやすいのです。サタンはほんの少しの隙間から入り込んで、善意でしたことまで、すりかえて危険な落とし穴にするのです。
ビリー・グラハム ニューヨーク クルセード 今年開かれる!
ビリー・グラハム師(86歳)は2005年6月23日〜26日まで4回にわたってクルセードを、ニューヨークのマディソン スクエア ガーデンで開こうとしておられます。そのためのアンデレ活動セミナーなどがすでに始まっており、準備祈祷会も開かれます。その決心者のフォローアッププログラムは9月まで地域の教会によって実施されま す。それは決心者がキリストのからだなる教会の一員とされ、弟子として健全に導かれてゆくためです。
<マイ アンサー>
30年以上にわたってグラハム師は新聞のコラムを通じて霊的アドバイスを提供してきました。今の日本にも適用できる今日的な問題にQ&Aで答えています。ホームページに掲載されておりましたので、ご参考までに!
Q: 私は16歳の時に妊娠し結婚しましたが、彼と私は息子を産んでから2、3ヶ月しか一緒に暮らしませんでした。それは30年ほど前のことです。しかし今わたしの心を一番悩ませているのは、その息子が私とは関わりを持ちたくない、と言っていることです。私は完全な母親ではなかったことを承知しておりますが、このことは私の過去の過ちに対する神の裁きなのでしょうか。 (Mrs.B.J)
A: 親愛なるB.Jさんへ
私は、人生において一番辛い学科は、「悪い決断は常に悪い結果をもたらす」ということを学ぶことである、ということを知りました。
ことばを換えて言うなら、私たちが愚かなふるまいをしたり間違ったことをするなら、必ずその代価を払わなければならない、ということです。そしてわたしたちの人生はそうしなかった場合より、もはや幸福でもなく、安定を欠くものとなってしまうということなのです。
率直に申し上げますが、あなたはご自身の人生においてすでにそのことを経験しておられます。なぜなら、あなたとあなたのボーイフレンドが行ったことは神の目に間違ったことであり、あなたは今その代価を支払っておられるからです。聖書は次のように警告しています。「思い違いをしてはいけません。神は侮られるような方ではありません。人は種を蒔けば、その刈り取りもすることになります。」(ガラテヤ6:7)
しかし、そのことは決して息子をあなたに背かせることによって、神があなたのしたことを罰しておられるということを意味しません。いいえ、わたしはそのようなことをあなたに言うことはできません。息子さんのとった行動は息子さん自身が―神ではなく―責任をとらなければならない、ということなのです。確かにあなたは自分のしたこと、或いは過ちによって彼に影響を与えてしまった、と言えるでしょう。しかし最終的な責任は彼自身がそのなした決断の責任をとらなければならないのです。
私があなたに申し上げられる一番大切なことは、それにもかかわらず、神はあなたを愛しておられ、あなたの過去を赦し、あなたの将来を変えることをお望みである、ということです。神はあなたを心から愛しておられるゆえに、あなたのために死ぬためそのひとり子をこの世に遣わされました。今日あなたの人生にキリストを迎え入れて下さい。キリストはあなたのところに来て下さいます。そして息子さんの心を変えてくださるよう、そして彼を、又あなたを助けて過去を克服させて下さるよう求めて下さい。